納車直後にデッキを入れ替えて以来長らくオーディオには手を入れず乗ってきましたが、
ついに不満が噴出しました。
そもそも。
Zは速くないです。
NAだからとかターボだからとかパワー的な問題ではなく、そもそも重すぎるのです。
やはり、スポーツカーとして軽快で「速い感じ」がするのは1.2-1.3t級の車までじゃないでしょうか?
(実際のタイムはさておいて。サーキットのように全開で攻めるシチュエーションは殆ど無いのであくまでフィーリングの問題です。)
細かいことはさておいて、とりあえずそんなふうに感じてます。
(考えてないわけじゃないんですけど本題から離れすぎるので)
Z32 NA。遅いわけじゃないんですが、速くないんです。
で、速くない代わりにZが持つ魅力がGT的な性格です。
マッタリ乗っても楽しいってことですかね。簡単にいえば。
そして飛ばせば遅くない。
そんなふうに考えてるわけなんですが…
残念なことに私のZはマッタリが楽しくなかったんですよね…。
足回りを変えたことで飛ばすと楽しいんですけど。
でも、ね。いくら足回り良くして走って楽しいッて言ったって、年中どこでもかっ飛ばせるわけじゃないんですよ。
特に春と秋は集金強化キャンペーンもあって、白と黒のペースカーがあちこちに居るし…。
マッタリ走ってる時何が気になるかというと…。
まず、ロードノイズが大きすぎる…防音、吸音材少ない仕様なので…。
そしてオーディオがしょぼい。
そこら辺で売ってる1DINのデッキ
フロントだけ2WAYコアキシャル
リアは純正。
いや、不満はなかったというか無いふりをしていたんですよ。
やっぱり、マッタリ流してる時の満足感、クオリティが大事だなって考えたらオーディオのしょぼさが気になり始め…気になり始めたらもう誤魔化しきれず。
で、真剣に考えちゃうわけです。
正直、車の中はオーディオ的に言えばかなり厳しい環境です。
スピーカーの位置やサイズは大きく変えられないし、電源もあんまり綺麗には確保できない、ガラスの面積が大きく定在波のコントロールが…等々。
というかぶっちゃけロードノイズが入るのでそもそもピュアオーディオがどうこうという世界じゃない。(と思う)
で、まぁそれを少しでも良くしようとして一般的に用いられる手段がデッドニング。
デッドニングとはなんぞやというと、スピーカーは大体ドアに付いているわけなんですが、このドアがスピーカーの振動に影響されて共振しないように鉛のシート等を貼って共振を抑える。
というものです。
更に世間一般にデッドニングといった場合はドアに空いてるメンテナンス用の穴(パワーウィンドウのユニットとかのためのもの)を塞いで中にスポンジを入れたりもします。
これは振動を抑える、というより、ドアをスピーカーとして使う、という発想から来ています(多分)。
穴を全て塞ぐとドア全体がエンクロージャ(スピーカーの箱の部分)として機能し、一つの大きなスピーカーとして機能する。といった効果が得られます(多分)
副次的な効果でロードノイズも減り、車自体の気密性も上がります。
とても素晴らしい効果が得られるんですが…
・メンテ性が下がる(特にパワーウィンドウ)
・ドア内部に湿気が溜まりやすくなり錆びやすくなる
等古い車にはちょっと辛いデメリットがあります。
「うーん…音は良くしたいけどデッドニングはしたくないなぁ…」
と考えたときZ32には強力な味方が居ます。
それが純正OPのBOSEです。
この純正BOSEオプションは専用デッキ、センタースピーカー、フロント・リアの5スピーカーで構成されており、それぞれのスピーカーに専用のエンクロージャが着いていました。
つまりドアをエンクロージャにするまでもなく、きちんとしたエンクロージャがあるのです。
こうした車種は割りと稀(だと思う)で、エンクロージャ自体もしっかりと設計されたものです。
ただ、難点としてこの時代のBOSEはスピーカーごとにアンプを配置する設計となっており、配線加工が必要です(といってもスピーカーユニットから直接ケーブルを引き出せば良いだけの話なんですが)
さらに、このOPを着けた車は稀で、中古でもいい値段がします。
そして、このBOSEと同じ価格帯で対抗馬として候補に上がったのが
Sonic Design社のCasual Line
(無断リンクすみません、不都合でしたらご連絡ください…)
これはトレードイン・スピーカーのサイズでエンクロージャ一体という、珍しい製品。
潔いセパレート・サブウーファという構成から音質にはかなり期待できそう…。
そしてトレードインサイズなので流用可能。
乗り換えても使える、というメリットが有ります。
価格も極端に高くないし…悩ましいですね。
どうしたものやら。。。