ブースターケーブルって知ってますか?
車に乗っている人は知ってるでしょう…、というか知っているべきです。が。
簡単に言えば太めの電線にでっかいワニ口クリップがついたようなモノです。
三角反射板(高速走る場合義務)、車載工具と共に車に積んでおくべきアイテムの1つですね。
で、何に使うか。もちろん普段は使いません。バッテリーがあがった時に使います。
cf.「バッテリーがあがる」とはなんぞや…バッテリーの電気がエンジンを始動するのに足らない状態を「バッテリーがあがる」と表現します。
まー使う機会はあまりないかも知れません。しかし、車のトラブルではキー閉じ込みやオーバーヒートと共に良くあるトラブルです。
ガソリンで動く車も実は電気が必要です。というのも、止まったエンジンを動かすのにモーター(セルモーター)を使っているからです、さらには燃料ポンプ等電気が必要な部品も沢山あります。動き始めれば発電機で電気を作れるので問題ないのですが一回動かないことにはどうしようもありません。ちなみに、走行中に発電機が壊れるとある程度はバッテリーの電力だけで走れますが…貯めてた電気がなくなればそこでおしまいです。
そこで、正常な車からエンジンを始動する電気を借りる為のケーブルがブースターケーブルです。
で、ここまでは前振りで。
この間、友人の家の車のバッテリーがあがったから、電気を貸してくれってことで車で乗り付けてブースターケーブルを繋いで始動しようとしたのです。
しかし、これがどうも上手くいかない…。もう、正常な車側をこれでもかって位吹かしてもインジェクターやその他の電装系は動くもののセルモーターが回らない…。
配線系の異常かとも考えたけども、その前にロードサービスを呼んだときはブースターでかかったという…ま、散々やってるしうんともすんとも言わないのはそれにしてもおかしい…。
そこでブースターケーブルを変えてみるとエンジンがかからないモノのゆっくりセルモーターが回った…。
つまり、ブースターケーブルの容量不足って事でした…。
電線はその太さによって流せる電流の容量が違う。ビートに積んであったのはもちろん軽自動車用だし、向こうの車に積んであったのもなにやら年代物の細いやつ…。両方ともセルモーターを動かすには電線が細すぎた様で…。
というわけで、ブースターケーブル2組を同時に繋いで無事始動。
教訓:ブースターケーブルは太めを用意しておくと安心。