あがりのくるま

「あがりのくるま」とは、
車趣味の終着点ともいうべき究極の一台、
それさえあれば満足できる最後の一台。

といったニュアンスで一部友人との間で使われる言葉なのですが、
最近ちょっと思うことがあり悶々としてまして、
あれこれ考えたことをアウトプットしてみようと思いこの記事を書いてみます。

もう2年前になりますが紺色のZを増車しまして、
ブログには起こしてないことも多いのですがあれやこれやと手を入れながら、
また、様々な人の協力を頂きなんとか維持できています。

この紺…私にとって「あがりのくるま」なのか否か、
ちょっとモヤモヤとしていました。
というのも乗り味がいまいち刺さっていないというか、
どうしても白と比べてしまうというか。

走行距離が伸びてないのでとてもコンディション良く、
静かで滑らかな乗り心地ではあるのですが、
改めてTバールーフに乗ってみるとボディがしなるのが分かるようですし、
ターボ2つと補機分で100kg重たいボディはさすがに軽快とは言えず、
ダウンサスと純正形状ダンパーに北米ホイールの足回りはバタつきを隠せず、
私が求める「快走」とはちょっと違うような…。

ってそれは考えてみれば当たり前なのです、
白は気持ちよく走るために気にくわないところをひたすらに潰し続ける形でモディファイを繰り返し、
結局原型をとどめない…ある意味でとっても「Zらしくない」形に仕上がっています。

そう考えてみると私は根本的にZ32が好きだったのか、Z32で「あがり」なのかなんだか自信が無くなってきました。
そもそも別にZ32という車種じゃなくても良いんじゃないか、ふとそんな可能性についても考えてみたりして。
そんなことでモヤモヤとしていたのですが…。

ある時、急にそんな気分が晴れてしまいました。

というのも、そもそも紺は「1/1モデルカー」という枠ということを再認識したら、
なんだかそんなことで悩むのがバカバカしく思えて来てしまって。

乗り回すための白、コレクションの紺、ということでなんだか自分の中で整理が着いてしまいました。
そもそもマニア趣味で買ってしまったのだから別にそれで良し、という感じでしょうか。

Z32をもっと知りたいというマニア的好奇心が紺を入手した主なモチベーションでしたので、
そういう意味ではとても満たされています。
(国外流出させたくなかったというのも割と本音ですが…。

一方で白は高校生の頃描いた「私の思う最高のZ32」にかなり近づいています。
そう考えると実は白が「あがりのくるま」に近いのかもしれません。

なんとなしに「純正状態でフィーリングの合う車種」が「あがりのくるま」としての条件のようにどこかで思い込んでいたというか、それが理想形なのかもしれませんが…。
まぁ別に趣味なんて自己満足ですし、ふとこうしてごちゃごちゃ考えることもありますが、整理がついてしまうと結局それぞれ楽しめているのでそんなにややこしく考えなくて良いのかなと。

昔からの妄想を形にするのが最終目標とするなら
「Zをガレージで大事にして、アストンマーチンを下駄にする。」
が最終目標ですね笑
どこまで迫れるか分かりませんが、とりあえず目指してみたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

計算式を完成させてください。 **認証** Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください