Z32…その166、フルチューンの世界。

Z32がもつ1側面として、90年代パワーウォーズへの参戦は忘れられない側面です。
登場時は300km/hアタックのベース車両になったりして、90年代のチューニングシーンを彩った歴史があります。

最終型終売から20年以上が経過した今、リフレッシュを兼ねたフルチューンを実施した車両が完成したということで見学させていただきましたので記事にしてみたいと思います。

昔から雑誌やネット等で散々調べに調べたZ32ですが、もう聞けば聞くほど「あー聞いたことあります」というメニューが実施してあり完全におもちゃ屋さんの子供になってました笑(いつものことですが)


もうこの画像からして情報量が多すぎるのですが…。


個人的に興奮したのはやはりビッグスロットル(ナプレック)でしょうか。
スロットル取り付け部が加工されているのがお判りいただけるだろうか。

水温センサー取付用のボス加工がウォーターアウトレットに。TOMEIのカムスプロケもチラリ。

ツインターボですがNAパワステ化でHICAS完全撤去。

ウィークポイントであるパワトラは後期(あるいは北米対策)化+移設
当時モノピラーメーターとブーコン(この辺りは後日近代化されるとか。

マフラーはVeilSide製。思ったより静かで低音系の良い音をさせていました。

メニューをざっと伺ったところ以下のような仕様とのことでした。
エンジン
・88パイピストン(CP)
・ニスモベアリング
・H断面コンロッド(CARRILLO)
・メタルガスケット(TOMEI)
・264度カム(Jim Wolf Technology)
・強化バルブスプリング(Jim Wolf Technology)
・740ccインジェクター(nismo)

タービン
・GTX2867(Garrett)
・水冷加工
・アウトレットワンオフ

詳細についてはオーナーさんのMy Garageをご覧ください。

ノイズなく静かに粛々と回るエンジンはOH後の好調さをうかがわせていて、
慣らしとはいえ気持ちよく走れるとのことでした。

慣らし後本番セッティング、ハイブースト一本の漢気あふれる仕様になるということで、
フルパワー開放が楽しみな一台です。

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