Z32…その3、

前回はZ32を調べ始めた所までだったので続きから。
読んだ人からちょっとした要望もあったので踏まえつつw

・なんでZ32か、詳細編

Z32は1989年から販売されていたフェアレディZで、日産の経営が悪化して新車を開発する余裕がなかったため5度のマイナーチェンジを繰り返して12年間販売され続けたモデル。

最高にバブルな車なのだけど売り出した途端にバブルが崩壊するという悲運なモデルでもある。

もう個人的にこういう悲運というか因縁のある物に目がない。
物自体は良くできてるのに取り巻く環境で売れなかった…そんな物が大好きだ。←変態である

隠れた良品、みたいのが好きなのかも。
例を挙げると色々あるのだけど…省略。直接聞いてw

ま、Z32について色々いえば。

・デザイン
これはもう好みもあるわけだけど、個人的には最高だと思う。
これを書いてる途中にもカタログを公開してるサイトがあってしばらくそっちを眺めてるくらいのもんで…w
この完璧とも言われるデザインを実現したのがCAD。1980年代後半、このころコンピュータによる設計が導入されてエンジンルーム内に無駄のない配置が可能となった結果、完全デザイン優先ながらもハイパワーユニットを収めることに成功している。
が、あまりに無駄をなくしすぎた為整備性が最悪なのも有名な話。
もうエンジンルームはギチギチで、熱による様々な物へのダメージも深刻だったりする。
が、それでも乗る価値があると思えるデザイン。

Z32カタログを公開してるサイト

・自主規制値
つい最近まで国産車には280psという自主規制値があった。
これを作ったのはZ32のターボモデル。
ほぼ専用品と化したVG30DETTを搭載して、ノーマルで280ps/39.6kgmを実現。
売り出した当時はパワーがありすぎて交差点の発進でスピンして電柱にあてる人がいたんだとか。
ま、俺が欲しいのはNAモデルだけどこれはZ32について書くなら欠かせないかな…。

・901運動
901運動っていうのは日産が「90年までに技術力で世界一を目指す」といった社内運動でこの運動の成果物がZ32以降の世代の車には多数採用されている。
簡単に紹介すれば第2世代GT-Rの四駆システムATTESA E-TSやマルチリンクサスペンション、4WSシステムのHICASなどがそう。
Z32には前後ともマルチリンクサスペンションが採用されて、それまでのZとは段違いの走行性能を実現している。
日産に居た叔父さん曰く、峠でバリバリにチューンしたZ31を新車ドノーマルのZ32で軽くあしらえた、とか。

個人的にNAモデルがいいとおもうのは熱害の少なさとかもあるけどやはりターボモデルに比べて100kg軽い、その軽さ。いくら足が良くてもやっぱり重量級の車には違いないが、それでもターボモデルに比べれば大分軽快だろうという予想。重量バランス悪くない車だし。

なんてところが物の良さかな…。メーター周りのデザインも好きだし、最終型もやっぱり好きだったりする。
とりあえず、マイナーなのに名車ってところがツボ、後デザイン最高!
簡単に言えばこれにつきるw

じゃ本気で買うとしたら…?ってのは次の話←自分へのネタふり。

つづく。

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