私は最近ターボ車に乗り始めたターボ初心者ですし、
あまりチューニングしたいとも現状思っていませんが、
身の回りにフルチューン+タービン換装した方がいらっしゃって
「今はまだまだ純正ブースト位だけどメチャ速ですよ!」
ということで、さすがフルチューンすごい!と他人事ながら感動したのですが…
それがトリガーになってそういえば昔から
「タービン変えるとエンジン同じで同じブースト圧でも速い」
という言説があることを思い出しました。
ド素人+あまり勉強が得意でない私としては
「シリンダーっていう筒に同じ圧力で空気押し込んでるのになんでパワーが変わるの?」
「そもそもラグくなって加速感変わってるだけでは?」
(車いじりはプラシーボとの闘いという面もあり…。自分で変えたら感動もひとしおでしょうし私だったら「絶対に速くなった!!最高!」と無条件に言う自信があります汗
と素朴に疑問に思い…直接ご教示いただいたり調べたりしましたのでまとめてみようと思います。
・Yさん(フルチューンZ32オーナー)の解説
「初歩物理学の範囲で解説します。 pv=nrt ここで、rは気体定数なので一定。vはシリンダ容量なので一定です。上げたいのはpでなくnです(酸素モル数)」
「タービン加給で得られる効果はpの上昇なので、定数であるr/vをあらたなていすうkとすると p=ntk nとtは変数なので、厳密にはここでnは求まりません。そこで重要になるのは温度tを下げることです。」
「今回は大容量タービン・純正ブースト値の前提で話をすると、大容量タービンの低ブーストでは加給時の温度上昇がはるかに低いため単純にnの値は増えます。」
「タービンの回転数低いですからね。当然余計な熱の発生抑えられますよね。」
雑にまとめると…
タービンによって空気が圧縮されるときに、
大風量のタービンの方が空気を圧縮するときの温度上昇が低い(タービンの個性?回転数?)=>同じ体積でも酸素が沢山=>パワーが出る
ということのようです。
・「圭坊の魔窟」さん内、「大きなタービンにすると同じ過給圧でも高出力化出来るのは何故?」のページ
https://cabad806.sonnabakana.com/page363.html
(リンクフリーということでしたので勝手に貼らせていただいています)
こちらも雑にまとめると…
大きいタービンの方が排気抵抗が少ない=>排気工程における残留排気ガスが少ない=>新気が沢山入る=>パワーが出る
ということのようです。
アプローチは違いますが結果は同じですね。
「結局パワーが出るんだからそれでいいだろ。」
と思う自分も居ますが汗
一応理屈が気にもなるので…。
もし余裕が出来たらもっと調査や検証してみたいと思ったりもします。
まぁそもそもチューニングする余裕が無いのでやる意味があるかは、さておき…
知的好奇心ということで。。。
もしまた違ったアプローチで解説がある方がいれば是非ご教示いただければ幸いです。