DBA-DY3W デミオ(MT)試乗記

マツダ デミオ ガソリン1.3L MTを試乗したので記事にしてみたいと思います。
型式:DBA-DY3W 1.3L MTです。メジャーで言えば2代目、ということになるようです。
知り合いのゲタ車で「乗り回していい」とのことでしたのでお言葉に甘えて、100km少し乗らせてもらいました。
総走行距離は3万キロ台後半。「これから」の車体ですね。

デミオ-1

(きれい風ですが外装はゲタ車なりですよ…洗いましたけど笑)

 

まず印象的だったのはABCの3本ともペダルストロークが少ないこと。
どのペダルも遊び無く敏感です。リニアとも言えますが、シビアとも。
そして仕方ないことですが足元空間が少し狭い。街乗りAT車としての設計なんでしょうね。
ただ、フットレストは無いもののクラッチの横に左足を置いておくスペースは有りました。デミオ-2

走り出してビックリしたのが1速が極端に軽いこと。
エンジンも結構吹けるし、アクセルもシビアなので慣れないうちは思ってるよりダッシュしちゃいました。
2345速はクロス気味で5速は4速のオマケ?という感じ。
1-2345という感じのテンポですね。
Zの1–2-34-5という感じに比べると少し違和感。
比べてもしょうがないんですが笑
シフトはスコスコで渋いという印象は一度も受けませんでした。
1速にもスパーン!と入ってしまうので逆にちょっと危なかったかも…。
ただ、ギアが入っていても割とグラグラなので、「アレ?どこ入ってるんだろ?」というのは何回か…。
慣れの問題なんでしょうが。

 

足回りはダンパーが既に抜け気味だったとのことでオーナーの趣向でモンローの純正形状へ変更後1万キロ程度。
乗り始めから「お、硬いぞ」と明確に減衰力は高めですが、ボディ剛性とのバランスは○。
後で話を伺ったら大人4人乗ると非常にマイルドでちょうど良いとのこと。
普段から車高調乗ってる自分には違和感ありませんでしたが、車重と減衰のバランスで行けばZより硬かったかな…笑
当然、走りはビシっとシャープ。一人で乗ってると軽さも相まって愉快でした。
ただ、ボディが四角いので横風は割と受けました。
また、重心位置が高くあんまり頑張るとリアからロールが…って本来そういう車じゃないわけですが。
全体的に軽快に癖なくアンダー目に走りました。

 

ブレーキはストロークも遊びもなく多少シビアですが、その分リニアに効きました。
フロントディスク、リアドラム、という普通の構成ですがペダルが敏感な以外は癖なく普通に効いてました。

 

ボディは実用性重視で4人乗り状態でも積載量は想像以上。
更に後席が倒れるとのことで、カナリ積めそうです。
剛性に関しては過不足ない、という感じ。
ガッシリ感も無ければ、ヘロヘロ感もなく、いい塩梅です。
エンジンルームを見ると純正でタワーバー入ってるので、ここらへんはメーカーで煮詰められているのでしょう。

 

エンジンは1.3L NA。
ただ、思ったよりトルクフルで街乗りは2千回転も回せば必要十分、また、回していってもストレス無くレッドゾーンまで回り、中々いい感じです。
150キロ程度走りましたが燃費は確実に15km/L以上。
恐らく18km/L位行ったのでは…。
特に燃費運転を意識したわけじゃないんですが。

 

軽いMTが身の回りに無いのでかえって新鮮でした。
お手軽感がありつつ走りはシャキッとしていて気を使わない。
これは間違いなく楽しい一台ですね。

 

車趣味を盆栽的な楽しみと住み分けていくための2ndとして、間違いなく有り!な一台でした。

追記:クラッチスタートシステムに焦ったのは秘密です笑

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