その194で主治医を訪れた際、「結構エンジンブロックがオイリーだ」という話になりまして、私もやや臭うことが気になっていたので、ついに今回の車検ではタペットカバーパッキンの交換をしてもらうことにしました。
クルマ好きの方なら「あーはいはい、よくあるやつね」という話かもしれませんが、ことZ32ではそもそもV型でヘッドが2つあることに加えて、サージタンクが大きくそれに無数の部品が着いているのでタペットカバー「だけ」というわけにはいきません。なので割と大事です。
そもそも私の白Zはタペットカバーパッキンを一回やってあるなーというのを見て買ってたりするので、車両にとっては2周目ということになります。見分けるポイントとしてはエキゾーストの液体ガスケットの色が日産ディーラーだとオレンジ色のものになるのではみ出た液体ガスケットの色で工場出荷からノータッチなのか、1回はやってあるのか見分けることが出来たりします。(とはいえ使う液体ガスケットの色とかにもよるのであくまで想像の範囲ではあるのですが。
まぁ1周目は恐らく「最低限」でやってあるので、それから更に10年以上経過した今は「ついでのメンテ」の方が重要性があります。特にサージタンクを外さないと交換できないヒーターホースや燃料・冷却水配管・ホース系ですね、Zもしっかり旧車に足を突っ込んでいるので燃料・オイル漏れからの火災が起きてしまう可能性も視野に入れてしっかりメンテしていきたいところです。
というより、せっかく外すのにやらないというのはもはや考えられないかなという感じではありますが…。
次の10年のために、という感じですね。
そんなわけで今回の車検+整備は1カ月ほどの預けになりました。
主治医からもお写真頂いてますが、その他にも主治医のところを訪れた方複数名から作業中のお写真頂きましたのでそちらを使わせていただきたいと思います、皆様ありがとうございます。
外されたパーツが沢山、フェンダーからハーネスがこぼれてます。
サージタンクに色々固定されているので外さないと取れないですね…。
手前の棚には外された部品が沢山。。。
外れた図、エキゾースト側は何故か液体ガスケット指定なので、掃除が大変ですが綺麗にしてもらっています。バッテリー台座も腐ってなさそうで安心です。
クラッチマスターの隣にフタがしてあるのが室内のヒーターコアに行く配管で、ここに繋がるヒーターホースはこのタイミングかエンジン降ろすか…位でしか変えられません。
オイル交換は距離管理していますが意外と綺麗じゃなくてショック、「汚れは1回着いたら落ちないから前のオーナーじゃないか?」とのこと。ま、そもそも私の乗り始めも9万キロ位なのでそんなこともあるでしょう。カムが痛んでるとかは無くて良かったと思っておきましょう。
Z32は初期の可変バルブタイミング機構(NVCS)が着いており、そのユニットがIN側カムシャフトの後ろ側に着きますがこれも外してやり直していただいてますね、ここも液体ガスケットなのでやり直さないと漏れるポイントなのかなと思います。
こうしてみるとエンジン本体は非常にコンパクトで低重心なのが分かる図。
タペットカバーは表も裏も綺麗にしてつけてもらえました。
そんなわけで今回は車検+タペットカバーパッキンからのオイル漏れを直すついでの予防整備を中心にお願いして以下のような感じのメニューとなりました。
車検系…
車検各種
オイル+エレメント交換
クーラント交換
ミッションオイル交換
デフオイル交換
マフラーガスケット抜け修理
ウォッシャーモーター交換(前も漏れたけど今度は別の方…。
サージタンク外し…
ブローバイホース交換
アイドルエア経路ホース交換
各種ガスケット・ボルト・ワッシャー等
燃料系…
フューエルレギュレータ交換
フューエルダンパー交換
インジェクターインシュレーター交換
燃料ホース交換
燃料フィルター交換
各種クランプ等
冷却水系…
サージタンク裏各種ホース・チューブ交換
ヒーターホース交換(とても重要
その他…
各種清掃・防錆
O2センサー交換
キャニスターホース交換
あ、気になる(?)費用ですが車検も併せて「あー一番安い時ならフルノーマル普通コンディションのGZ32買えたなー」位でした。
ODOメーター:45500km
総走行距離:181500km
(交換前メーター最終表示:13万6千km)