その42の通りラジエーターが破裂したZですが…放置というわけにもいきません。
というのも、応急処置としてコンビニでミネラルウォーターを買って(もちろん国産のもの、硬水は×)ラジエーターに注いで走って帰ってきたわけですが、かなりの量が抜けてしまったのでかなりの量が水になっています。
ということはクーラントが薄まって機能はほとんど無くなっていると言えるでしょう。
クーラントの主な機能は
冷却…これは水でも問題ありません。むしろ水の方がこの点だけで言えば良かったりして。
不凍液…0度以下になったとき凍らないようにする。水では×
防錆剤…配管やエンジン内部が錆びないようにする。水では×
特に錆は嫌な感じがします。ので即交換します。
とりあえず、ネットで純正互換品を仕入れ…ついでに思い切ってアレコレ必要なものを購入。
ジャッキにウマにetc。って結局「ついで」の買い物の方が多くなりましたが汗
何はともあれジャッキアップ。
足回りは関係ないのでとりあえず潜れればスロープでも何でも良いんですが、やっぱりしっかり上がった方が作業性は良いと思います。
で、↑の写真を見てもらえば分かるとおり、Z32にはフロントアンダーカバーがあります。
なので、まずこれを外します。ボルトが数本で止まってます。奥まったところがあるのでエクステンションがあると楽かも…。
で、奥…つまり後ろ側のアンダーカバーを外すとこんな感じですね。
ラジエーターはマウントに乗っかってるだけなので車体下の作業はファンシュラウドの下側を外して、ラジエーターの中のクーラントを抜いてロアホースを抜く。
ですが。ラジエーターのドレンコックがやたら固い…。そして流れ始めてもやたら遅い…。
クーラントの抜くのは結構時間がかかります…。ラジエーターとロアホースで大体4Lちょっとなので10Lの普通のバケツで受ければ大丈夫です。
で、冷却水が抜けたら車体上はラジエーターマウントを外してリザーブのホースを抜いて上に引っこ抜きます。多少抜けづらいですが…特別何か工夫が必要なわけではありません…。
で…折れてますね…。
ちょっとだけ本体側に残ってくれたので差し込んで帰ってくることが出来ました…。
シュラウドが古いラジエーターについたままなので新しいラジエーターに移植して…後は逆順で戻すだけです。
ラジエーター差し込んで、アッパーホース繋いで、リザーブのホース繋いで、ファンシュラウド下側着けて、ロアーホースを繋いで。
そしたら、クーラントを入れます。
クーラントはACDelcoのDex-coolを使ってみました。
50%の濃度なら5年性能維持するというもの。
それよりも新しいタイプの防錆剤が使われていることに着目…。Zは冷却水系の錆がヤバイので。
で、これが4Lなのでじゃーっと注いで。足りない分は水で埋めます。
そしたらエンジンをかけてエア抜きを。
エア抜き時はエアコンをMAXHOTにしてしばらくアイドリングさせます、そうすると冷却水経路内のエアがぼこぼこっと出てくるので吹いた分水を足します。
しばらくは続くので減っては足しを繰り返しましょう。
しかし、Z32はエアが抜けにくい事が知られていますし、完璧にやるのは多分無理…なのでしばらくは水を車内に積んで乗るときに減ってたら足すようにしました…幸い冬なので極端に水温があがることも無いですし。
なんか、しばらく冷却水が不足した状況が続いて…これはヤバイか…と不安になりましたが、最近は安定してきたようなので…大丈夫だということにしておきます…。
オイル交換しても冷却水が混じってる気配は無かったし…。
そもそもV型は片側3発しかないから歪みは少ないはずだし…そもそも水全部撒ききる前に止まって水足してるから大丈夫なはず…
という具合で不安にはなっていますが…とりあえずは直ったので良しとします笑
試運転での自己満足ショット笑